ヒメマス釣果好調 支笏湖6月の調査 漁期は来月末まで

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  • 2020年7月9日
好調な釣果となった支笏湖のヒメマス

  千歳市や支笏湖漁業協同組合などの調査によると、6月に支笏湖で釣れたヒメマスは7万6362匹で、過去最多だった前年の10万9639匹を30・4%下回ったものの、過去10年(2010~19年)の平均5万8691匹を大きく上回る好調な結果となった。

   釣り人や貸しボート業者などから聞き取り調査した。

   地区別の水域では▽支笏湖温泉・モラップが前年比24・8%減の2万1866匹▽ポロピナイ・丸駒温泉が同29・7%減の4万6046匹▽美笛・オコタンが同44%減の8450匹。

   6月下期の釣果を見ると、体長25~27センチの4年魚が4割近くを占め、17センチ前後の3年魚が4割、27~30センチの5年魚も2割ほど混じっていた。2年魚はほとんど釣れていないという。出漁隻数は前年比1・8%減の2151隻で、ほぼ前年並みだった。

   同漁協の佐藤晴一理事事務局長は「去年に比べると落ちるが、悪くはない釣果。旅館や飲食店にも出回っている」と喜ぶ。漁期は8月末までだが、7月の釣果は餌となるプランクトンの量から見てやや減少気味といい、「もう少しの間、釣れてほしい」と期待を込めた。

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