むかわ町の穂別高校(小野達彦校長)ボランティア同好会はこのほど、町内の社会福祉法人愛誠会を訪れ、利用者たちと一緒に花壇を整備した。世代の垣根を越えた交流を通じて、心温まるひとときを過ごした。
同校は例年、学校祭で愛誠会を訪問し、歌やダンスなどのパフォーマンスを披露していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となったことから、「何らかの形で交流を持ちたかった」との思いで花壇整備に取り組んだ。
この日は、同好会に所属する生徒5人が参加。町から補助を受ける教育振興会部活動支援事業費の一部を活用してマリーゴールド32株を購入し、農家出身の利用者から手ほどきを受けながら植えた。
参加生徒を代表した3年生の清川紗希さん(17)は「短い時間でしたが、このような機会を与えてくださり、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、愛誠会の横山宏史理事長は「今は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、活動に制限があるかもしれませんが、利用者との交流のためまたお越しください」と呼び掛けた。
同校の長尾勝恵教頭は「これまでも地域とのつながりを大切に考えながら教育活動を進めてきた。今後もできるだけ多くの場面で地元の人々と交流できるよう進めていきたい」と語った。