胆振東部地震から回復3月はコロナで大幅減 日高管内7町合計179万3500人ー19年度日高管内観光客入り込み客数

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  • 2020年7月2日

 日高振興局は2019年度の日高管内観光客の入り込み客数をまとめた。管内7町合計は前年度比5・4%増の179万3500人で、過去5年間で最高。日高、新冠両町を除く5町が増加した。新型コロナウイルスの影響で3月の観光客数は大きく減少したが、サクラ開花期の昨年5月連休は天候に恵まれたほか、18年の胆振東部地震からの回復で道内、道外客ともほぼ同じ割合で増加した。

 道外客は前年度比5・9%増の35万7400人で全体の19・9%、道内客は5・3%増の143万6100人で80・1%。日帰り客は全体の9割を占め、5・4%増の161万4700人。宿泊客も5・4%増の17万8800人だった。

 月別では新型コロナウイルスの感染症が拡大した3月は、前年度比13・9%減となった。

 増加5町のうち平取町は24万7200人、13・8%増で漫画「ゴールデンカムイ」などアイヌ文化の高まりと関連イベントの実施などにより、二風谷アイヌ文化博物館や沙流川歴史館、二風谷工芸館などで増えた。新ひだか町は34万6800人で21・6%増。「しずない桜まつり」「みついし蓬莱山まつり」が来場者を増やした。

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