登別市で22日、自宅アパート敷地内で倒れているところを見つかり、死亡が確認された中学1年の男子生徒(13)に関し、市教育委員会はいじめ被害の有無について調べる第三者委員会を近く設置する。市教委によると、男子生徒の母親は「いじめで自殺した」と訴えているという。
男子生徒は22日午前8時ごろ、自宅アパートから登校。その約30分後、敷地内で倒れているのが見つかり、病院への救急搬送時には心肺停止の状態だった。5階建てアパートの上部から落ち、全身を強く打って死亡したとみられ、警察は現場の状況から飛び降り自殺の可能性もあるとして調べている。
市教委は、男子生徒の母親の証言から、学校でいじめがあった疑いがあるとして、生徒が所属していた鷲別中運動部の部員や全校生徒に対し22日と23日にアンケート調査を実施。25日に調査票を回収し、今後、いじめ被害の有無に関して分析する。
また、いじめ防止対策推進法に基づく第三者委員会・重大事案対策委員会を近く設置。学識経験者の委員らが男子生徒の死亡をめぐる事実関係を探る。