任期満了に伴う厚真町長選挙、昨年4月の町議会議員選挙から欠員状態が続いている町議再選挙(欠員1、定数11)は23日、告示された。正午までに届け出を済ませたのは、町長選挙が4選を目指す現職の宮坂尚市朗氏(64)のみ。一方、町議再選挙は予想通り新人2人が届け出て、それぞれ遊説で政策アピールの舌戦をスタートさせた。届け出は同日午後5時に締め切られる。投開票は28日。
町長選、町議再選の立候補届の受け付けは、町総合福祉センターを会場に午前8時30分から始まった。届け出を済ませた各陣営は、選挙運動用自動車表示板や街頭演説用腕章などを受け取った後、各場所で出陣式などを開き、5日間にわたる選挙運動をスタートさせた。
町長選に立候補した宮坂氏は、第一声で「厚真町の1丁目1番地の課題でもある胆振東部地震からの復旧復興を進めるとともに、その先にある若い、次を担う世代の育成など次への挑戦が必要だ」などと4期目の公約をアピール。出陣式会場のJAとまこまい広域本所前に詰め掛けた、約180人の聴衆に支持を訴えた。
町議再選挙では、元JAとまこまい広域組合長の秋永徹氏(64)と、会社員の日野竜馬氏(33)の2人が午前中に立候補を届け出て、町内の遊説を開始している。
町選管によると、同町の選挙人名簿登録者数は22日現在で3777人(男性1846人、女性1931人)。24~27日の期間、町役場選管事務所(26、27日は厚南会館も開放)で午前8時~午後8時、期日前投票、不在者投票を受け付ける。
厚真町議再選挙立候補者(欠員1)
日野 竜馬 33 会社員 無・新
秋永 徹 64 農 業 無・新
※左から名前、年齢、職業、政党(無は無所属)、新は新人、届け出順、敬称略。