7月2日の任期満了に伴う平取町長選は9日に告示され、新人で前副町長の遠藤桂一氏(62)=無所属=が立候補を届け出た。現町長は引退を表明。他に動きはなく、無投票当選となる公算が大きい。
町選挙管理委員会に届け出を済ませた遠藤氏は、町本町の選挙事務所で午前8時45分ごろ、出陣式を兼ねて第一声。約30人の町民らを前に「役場での40年の経験を生かし、町を思う皆さまに恩返ししたい。目指すは次の世代へとつながる豊かに暮らせる魅力ある町づくり。新しい視点から産業、観光、文化などの振興を図る」と支持を呼び掛けた。
後援会幹部の音頭による”頑張ろうコール”の後、選挙カーに乗り込み、町内一円の遊説に出発。政策などを訴えた。
遠藤氏は同町荷負出身。北海学園大学卒業後、1980年に同町役場入り。まちづくり課長を経て、2016年4月から今年3月末まで副町長を務めた。