白老町緑丘の認定こども園・緑丘保育園(岩倉康子園長、園児59人)で8日、園児らが秋の収穫を心待ちにしながら”バケツ田んぼ”に稲の苗を植えた。
同園は食育として毎年、バケツで稲を育てる活動を行っている。今回は「ななつぼし」の苗を用意し、3歳以上の園児43人が1人1個ずつ配られたバケツを使って田植えを体験した。
園の屋外で子どもたちは、バケツに入れた泥状の土にそっと苗を差し込んで移植。「早く大きくなって」と、手を泥だらけにしながら作業を楽しんだ。菊池歩士(あると)ちゃん(5)は「苗を植えるのは面白い。早くお米ができればいいな」と笑顔を見せた。
園児たちは今後、バケツの稲の成長を見守り、秋には収穫。園の畑で育てているジャガイモやニンジン、タマネギも使ってカレーライスにして食べるという。