白老 ウポポイ町民内覧会 8、9日に参加受け付け

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年6月5日

 白老町は、一般町民を対象に11日から4日間の日程で実施するアイヌ文化復興拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)内覧会の参加申し込みの受け付けを8、9両日、白老コミュニティーセンターで行う。11、12日は各日300人、13、14日は同1000人程度を受け入れ、国立アイヌ民族博物館や伝統舞踊などの見学を通じて開業への機運を高めてもらう。

 町主催の内覧会は9、10日に関係者向け、11~14日にかけては一般町民向けに計画。11、12日は午前9時から午後5時半までの間、グループごとに時間を分けて見学してもらう形を取り、1グループ50人が3時間程度、スタッフの案内で施設を巡る。13、14日は各日とも自由観覧とし、午前9時から午後6時までの間に自由に見てもらう。

 内覧では、屋外でアイヌ民族の伝統舞踊や楽器演奏を楽しんでもらうほか、伝統工芸品の制作実演や国立アイヌ民族博物館の展示物紹介、アイヌ民族の物語を紹介する短編映像上演を予定。ウポポイ内のレストランでランチコースメニューの試食体験(大人1000円、子ども500円)もあり、各日100人限定で予約を受ける。

 内覧会は4日現在で白老町に住民票がある人を対象とし、参加予約の受け付けは8、9日とも午前9時から午後7時まで白老コミセンで行う。新聞折り込みなどで配布された参加申込書(町ホームページからも入手可能)に必要事項を記入し、高校生以上の身分証明証を持参の上、申し込んでもらう。町のウポポイ入場無料化事業の年間パスポート発行を希望する人(高校生以上)は顔写真を持参し、申請してもらう。

 内覧に当たっては、入場時にサーモグラフィーによる体温チェックや施設内消毒、人と人の間隔を開けて見学してもらうなど、新型コロナ感染防止策を徹底する。内覧会は14日以降も断続的に行うことも検討し、その後の政府主催の開園記念式典や本格開業へつなげる。

 参加申し込みに関する問い合わせは、町アイヌ総合政策課 電話0144(82)7739。

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