むかわ町は、新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴い、経営に支障が出ている地元事業者の経営持続化を図るため、小売・卸売業、サービス業、製造業などの商工業者にも支援金を給付し、援助する方針を示した。また、売り上げの低迷により経営に大きな打撃を受けている花卉(かき)生産農家、水産業者に補助金を出す考えだ。
商工業者の経営持続化支援は、1~7月のいずれか1カ月の売り上げが前年同月比で20%以上落ち込んでいる町内事業者が対象。法人で30万円、個人事業主に20万円を支援するもので、すでに町で助成を行っている飲食店は対象外となる。
また2月以降、イベント行事の中止などで減収となっている花卉生産農家には、本州方面の市場出荷に係る送料として1箱につき150円を助成するほか、インターネット販売に要する手数料や出荷資材、送料などを手当てする。この機会を利用して地元で生産する花のPR活動も検討していく。
このほか、水産業者には4月1日から7月15日に使用した魚箱の購入費をはじめ、水産物のネット販売や道外への直接出荷に掛かる手数料、送料を全額補助する。
町は総事業費として3900万円を見込んでおり、8日からの申請受け付けに向けて準備を進めている。