道内外でリゾートホテルを展開する野口観光(本社登別市、野口秀夫社長)の入社式が1日、登別市登別温泉町の登別石水亭で行われ、新入社員らが社業発展に力を尽くす決意を示した。
今春の新入社員は、同社の各ホテルに配属された46人と、苫小牧市の職業訓練校・野口観光ホテルプロフェッショナル学院に社員扱いで入学した50人の計96人。4月1日に入社式を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大によって6月1日へ延期していた。
式では野口社長が「観光産業は新型コロナの影響を受けたが、これを良い機会として捉え、新しい観光のスタイルをつくる取り組みをしていかねばならない」とし、「一緒に知恵を出し合い、お客さま、取引先から選ばれる会社を目指そう」と呼び掛けた。
この後、登別、洞爺、函館、北湯沢、層雲峡などのホテルに配属された新入社員の各地区代表者が決意を表明。引き続き新入社員全員を代表してザ・レイクビューTOYA乃の風リゾート(洞爺湖町洞爺湖温泉)に勤める藤田梨沙さん(21)が「お客さまに満足していただけるよう接客に励みたい」と誓った。