様似町のJR様似駅に併設する様似観光案内所が5月30日、再オープンした。今シーズンは4月1日に開設したが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、同20日から臨時閉鎖していた。
案内所前は、えりもや浦河方面に向かうバスの発着場になっていて、例年この時期は春の高山植物が咲きだす人気のアポイ岳登山や町内外の景観地を巡る観光客などでにぎわうが、今年はまだ人影は少ない。
再開に当たり、案内所内に手指の消毒アルコールを置き、消毒とマスクの着用を呼び掛けていて、換気にも気を配っている。様似を紹介する写真やパネル、アポイ岳ジオパークの案内、同町と浦河、えりも、十勝管内広尾町で構成する「とんがりロード」の観光スポットのパンフレットなどを多数置き、無料配布している。
また、「お土産ショップ・みな様に」で町内特産の海産物やイチゴなどの加工製品、オリジナルグッズなどを販売。営業時間中は荷物の一時預かり(100円)もしている。
案内所のスタッフは「新型コロナの影響でまだ観光客は少ないが、感染防止を心掛け開設していきたい。案内所にはバスなどを待つ時間のある人が立ち寄り、近くの食事所や見所などを尋ねる人が多い」と話している。
今シーズンは10月11日までの開設で、期間中は無休。午前8時半~午後4時半。電話 0146(36)2551。