松浦武四郎記念碑を移設 マルトラ、白老町に完了目録寄贈

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年5月30日

 白老町の採石業・マルトラ(山本浩平社長)は、駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)で幕末の探検家松浦武四郎記念碑の移設工事を奉仕で行い、28日、町に完了の目録を贈った。

 旧アイヌ民族博物館の敷地内に設置されていた記念碑は、民族共生象徴空間(ウポポイ)の整備によって、長く旧社台小で保管されていた。町はポロトミンタラへ記念碑を移すことを決め、同社が創業130周年記念事業として奉仕で担った。

 同社は高さ2・1メートルの記念碑をポロトミンタラへ運び、設置する際に御影石製の土台も整備。3月下旬に工事を終えた。

 町役場を訪れた山本社長は、戸田安彦町長に工事完了を報告し、土台贈呈の目録を手渡した。山本社長は「北海道の名付け親として知られる松浦武四郎の記念碑の移設工事に携われたことは、当社にとっても光栄」と話し、戸田町長も善意に感謝した。

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