デアリングタクト無敗G12冠の偉業 日高 豊郷・長谷川牧場 生産者ら歓喜

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  • 2020年5月26日

 24日に東京競馬場で行われた中央競馬の第81回優駿牝馬・オークス(G1、芝2400メートル)で日高町豊郷産のデアリングタクトが優勝し、生産した長谷川牧場は、桜花賞(4月12日)に続く牝馬G12冠の偉業達成で喜びに沸いた。

 デアリングタクトは2018年の北海道市場セレクトセールの取引馬で、これまで桜花賞を含めて3戦無敗。オークスでは1番人気に押された。

 レースは18頭が出走し、無観客で行われた。終盤まで馬群に包まれる展開だったが、デアリングタクトはゴール前の直線で鋭く抜け出し、2着の6番人気のウインマリリン(新冠町・コスモヴューファーム生産)を差し切り、半馬身差で勝利した。

 長谷川牧場は1948年創業。長谷川文雄社長(69)、妻の律子さん(68)はテレビ中継で応援した。長谷川社長は「1番人気に応えての勝利。ファンファーレを聞いてから混戦のレース終了まで胸がドキドキ。無敗のGI2連覇は63年ぶりと聞いて驚いている。これからもけがのないように頑張ってほしい」と興奮冷めやらぬ様子で話した。

 さっそく祝福に駆け付けた大鷹千秋日高町長は「新型コロナウイルスで沈みがちな町の雰囲気をはね返してくれるまさに朗報。桜花賞、オークスに続くG1連覇がいつまで続くか楽しみ」と、破竹の勢いに乗るデアリングタクトに期待感を膨らませていた。

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