東胆振の米どころ・厚真町で11日、田植えが始まった。JAとまこまい広域(本所厚真町)によると、作業は今月下旬にピークを迎える。
同町朝日の木村幸一さん(78)は、当初10日に田植えを始める予定だったが、降雨のため、1日遅れでスタート。好天となった11日、満を持して田植え機を稼働させた。
「4月中旬に種まき後、天気の変動が激しく大変だったが苗は順調に生育している」と木村さん。出来秋への期待を込め、1カ月で10センチほどに成長した「ななつぼし」の苗を淡々と植え付けていった。水田は約4ヘクタールあり、作業は3日ほど続くという。
昨年は胆振東部地震に伴う土砂崩れの影響で、町内の一部の水田は作付けできなかったが、降雨量や日照時間など生育条件は良好で豊作に恵まれた。