安平町は、2018年9月の胆振東部地震で自宅を損壊し、犬や猫などペットと一緒に仮設住宅で暮らす被災者について、10月末の入居期限による退去後も新たな住まいでペットを飼える賃貸住宅を用意する。
これまで公営、町営住宅は、条例でペットの飼育を禁止していたが、個別の聞き取り調査の結果を踏まえてペットの重要性を考慮し、判断した。町によると、仮設住宅でペットを飼っている世帯は14。これらの住民に対し、現在使っていない町所有の職員住宅と、道から無償譲渡を受けた早来大町にある物件6戸分を改修して用意する。
町は改修費用として今年度の一般会計予算で1500万円を計上。今後、必要な工事を開始する予定で、仮設住宅の退去期限となる10月末までに入居できる環境を整え、準備を進めていく。