安平町 被災者メンタルケア訪問 来月再開へ

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  • 2020年4月27日

 安平町は5月から、胆振東部地震で自宅を被災し、仮設住宅で暮らす町民に寄り添い、生活や体調の変化など悩みの聞き取りを行う訪問活動を再開させる予定だ。昨年から始まった被災者のメンタルケア事業の一環。被災者のストレス状態を把握すると同時に今後の支援策や心のケアにつなげていく。

 訪問活動は、北海道臨床心理士会の協力を得て行った聞き取りや町民アンケートの結果を踏まえ、保健師がうつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)発症の疑いなどリスクの高い町民から順番に訪ねて悩みなどに耳を傾ける。町は今年度、空知管内由仁町からも保健師1人の派遣を受け、4人体制で取り組む。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月以降、訪問活動はできておらず、再開は「緊急事態宣言」が解除されてから。町健康福祉課は「状況を見てからだが、予防を徹底しながら実施していければ」と話している。

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