恵庭市は16日、新型コロナウイルス感染症対策で、市内小中学校全13校を17日午後から臨時休校とするとともに、市内の公共施設を同日から臨時休館することを決めた。いずれも5月6日まで。
市内の小中学校は今月6日に再開したばかり。休校中は児童生徒が1回程度、分散登校することにし、担当教諭が学習や健康状態を把握した上、指導助言する。小中学校の臨時休校措置を考慮し恵庭北高校の臨時休校も道教委に要請した。
公共施設は、市外からの利用者増加による感染拡大を防ぐため、総合体育館や市民会館など4館6施設を対象に休館する。このうち図書館本館・分館など一部施設は、利用者への周知のため18日に臨時休館する。学童クラブは、小中学校の休校に合わせ長期休暇並みの午前8時から午後6時30分まで開設する。
原田裕市長は、札幌市を中心に感染者が増え続けていることを危惧。「毎日3000人以上が恵庭から通勤、往来している。それぞれのまちが、引き締め感染予防対策をしなければならない」と語った。