第44回支笏湖湖水開き(支笏湖まつり実行委員会主催)の安全祈願祭が12日、千歳市支笏湖温泉の支笏湖神社で行われた。宮司の祝詞に続いて支笏湖まつり実行委員会の福士國治委員長らが玉串をささげ、千客万来を祈願した。
観光シーズンの幕開けを告げる恒例のイベントは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小。支笏湖小学校の児童が湖に「鍵」を投下するセレモニーは中止した。神事は地元関係者のみの50人で営んだ。
同日午前10時の気温は3・6度。神事の後、千歳観光連盟の小田賢一地域観光事業連携推進本部長が新型コロナウイルス感染拡大の影響に触れ、「逆境を乗り越え、発展を」と祝辞。福士委員長も「大変な状況だが、終息後にはお客さまが訪れる。元気を出しましょう」と力強く呼び掛けた。
支笏湖温泉商店街の各店は12日、この日限定の特別価格で来店者サービスを展開した。