3月27日付で着任。2015年から1年間、名寄署長を務め、署長は2カ所目という。交通と生活安全関連の部署が長く、「特に犯罪の未然防止を訴えていきたい」と抱負を語る。
03年の厚別署交通第二課長時代、バイクに乗った少年が車にひき逃げされる事件を捜査したことを振り返り、「少年の未来を奪うような悲惨な事故は起こしてはならないと強く感じた」と話す。
6日から始まる春の全国交通安全運動を見据え「苫小牧は物流の拠点であり、加害者と被害者の双方を不幸にする事故の防止には事業者や市民の理解と協力が不可欠」と訴える。「市民の多くは交通安全への取り組みに関心が高いと聞いている。一つでも不幸な事故や事件を減らすため協力を」と力を込めた。
1962年生まれ。名寄市出身。前任は道警情報通信部通信庶務課長。経理や厚生などの総務に従事。趣味は美術鑑賞や博物館巡り。警視正。