千歳市議会の第1回定例会は10日、本会議を開いて代表質問を行った。山口幸太郎市長は、新型コロナウイルス感染症による観光地への影響について「終息時期は現状で不透明。観光業界は数カ月先までキャンセルがあってダメージは大きく、回復にかなりの時間を要す」と憂慮。「国や道と連携し一日も早い観光客数の回復に全力で取り組む」との考えを示した。公明党議員団の平川美由紀氏への答弁。
また、プレミアム商品券の地域経済への影響に関し、市長は「昨年9月末に3割未満だった申請率は、周知活動や申請期限の延長で住民税非課税者分は39・5%になった」と述べ、「2月末現在、1億4678万円分の商品券が市内各店舗で日常生活品などの購入に利用されている」と報告。
「『対象者が限定される』との声がある一方で、『客が増えた』『消費喚起につなる』との話もあり一定の効果があった」との認識を示した。