北海道労働局は29日、道内の7月の雇用失業情勢を発表した。求職者1人当たりの求人数の割合を示す有効求人倍率は前年同月比0・05ポイント増の1・21倍となり、114カ月連続で前年を上回った。正社員の有効求人倍率も0・88倍となり、前年同月に比べ0・05ポイント増加した。
7月の新規求人数は前年同月比4・6%増の3万6064人となり、3カ月ぶりに増加。主要8産業のうち、運輸・郵便、情報通信の2産業で減少したが、医療・福祉、宿泊・飲食サービス、サービス、建設、卸売・小売、製造の6産業で増加した。月間有効求人数は前年同月比2・2%増の9万5180人となり、10カ月連続で前年を上回っている。
一方、7月の新規求職申し込み件数は1万7403人で、前年同月比1・5%増。5カ月ぶりに前年を上回った。月間有効求職者数は2・1%減の7万8403人となり、93カ月連続で前年を下回った。
同労働局では、7月の基調判断を、前月同様に「道内の雇用情勢は、改善が進んでいる」としている。