札幌市中央区の道庁本庁舎(北3西6)の地下食堂が30日、リニューアルオープンした。大規模改修工事のため昨年3月20日から約10カ月にわたり、長期休業していた。オープン前日の29日は鈴木直道知事が新しくなった食堂の内覧・試食会も行った。
地下食堂は本庁舎完成の1968年に同時開設された。半世紀以上の歴史を刻んだ食堂で、道職員のほか、一般市民の利用も多いのが特徴。今回のような長期休業は初めて。改修は、老朽化した配水設備工事を行ったほか、レイアウトも大幅に変更。「明るく、開放感のある」食堂へ生まれ変わった。
29日は鈴木知事も訪れ、食堂内を見学し、スタッフらと気軽に歓談。若手道職員らとの試食会も開き、オープン記念フェアで30、31日に提供される特別メニュー(花咲ガニの鉄砲汁と五目ご飯、730円)を味わった。知事は「明るいイメージの食堂に変わった。道職員のみならず、多くの一般の方もお越しいただければ」とメッセージを送った。
新食堂の運営は公募し、シダックスコントラクトフードサービス北海道支店が担う。飲食スペースは延べ床面積629平方メートルで、433席収容。営業時間は平日の午前11時~午後2時で、土日・祝日は休業。食材費の高騰などにより、料金は改装前より90~130円程度高く設定された。日替わり定食は630円、ラーメン(みそ、塩、しょうゆ)520円、カレーライス500円、天ぷらそば520円などとなっている。