厚真町本郷の温浴施設「こぶしの湯あつま」周辺で1日、「第25回ランタン祭り」(同祭り実行委員会主催)と「スターフェスタ2025inあつま」(町商工会青年部主催)が開かれた。アイスランタンの光が広がる会場で、餅まきやじゃんけん大会、打ち上げ花火などの催しが展開され、町内外から大勢の人が来場。冬の厚真の風物詩を楽しんだ。 会場には氷で作られたランタンを重ねてピラミッド状にしたオブジェが設置されたほか、通路沿いにランタン約5000個が並べられ、幻想的な雰囲気に包まれた。 午後7時には、干支(えと)文字焼きが行われ、雪原に火で「巳(み)」の文字が表現された。その後、花火が約1500発打ち上げられ、夜空を明るく照らした。 午後8時になると氷点下6・6度と冷え込んだが、来場者は出店で食べ物や菓子などを購入したり、テーブルでジンギスカンを焼いて味わう名物の「ランタン焼き」を食べながらビールを飲み、歓談を楽しんだりした。 イベントのラーメン早食い競争では、参加者が5人ずつ、4グループに分かれ、熱々のラーメンを食べる順番を競った。各グループで1番速く完食した人がどんぶりを掲げてアピールすると、来場者から歓声が上がった。 このほか、お菓子のつかみ取りや豆まき、餅まき、なども行われ、会場は盛り上がった。 家族3人で訪れた苫小牧市のALT(外国語指導助手)、アーサー・ウオーリーナーさん(60)は「厚真町の祭りが大好きで来ている。今年はえとの文字が見やすく、花火もきれいで良かった」と話した。 大勢の人が集まり、盛り上がったラーメン早食い競争ランタンがともる中、夜空を彩った打ち上げ花火