4月1日付で着任。「いかにして労働者が安心して働ける職場をつくってもらうか。行政の役割を果たしたい」と抱負を語る。
東京の大学を卒業後、1994年、当時の労働省(現・厚生労働省)に入庁した。栃木県や神奈川県の労働基準監督署などを経て、前任は北見労基署の署長。苫小牧労基署は、11年に監督課長として1年間勤務して以来で「印象はそんなに変わっていない。産業は製造業や運輸業が主体で、新千歳空港や苫小牧港があり、北海道の玄関口として重要な地域」と話す。
新型コロナウイルス流行下でも、労働災害の発生件数は「それほど減っていない」と指摘。「感染対策を含め、職場の安全衛生対策の徹底を引き続き求めていく。労務管理の相談も受け付け、支援につなげたい」と力を込めた。
札幌市出身。趣味は観劇だが最近は、自然散策を楽しむ時間も増やしているという。