清涼飲料水販売の北海道キリンビバレッジ(本社札幌市)は10日、2018年9月に発生した胆振東部地震の復興支援として、地震で校舎が損壊し、生徒が仮設校舎での学校生活を強いられている安平町の早来中学校(山田誠一校長)にベルマーク1万6322点分を寄贈した。
同社の地域社会貢献活動の一環。ベルマークは、同社をはじめ、グループ会社の従業員が寄せたほか、6月21日~8月31日の期間で行った道内限定キャンペーンで同社の商品を購入した人たちから集まった。同社の渡辺昌彦営業管掌が同校を訪れ、「一人ひとりの思いのこもったベルマークが子どもたちの笑顔につながれば」と目録を手渡した。
同社のベルマーク財団への協力参加は14年目で、同校への寄贈は震災があった翌年から3年連続。同校ではこれまで野球部の備品購入など部活動の支援に充てている。山田校長は「ベルマークを集めるのは大変な作業。思いもよらない形で助成をいただき、感動している。一人ひとりの熱意の集大成は学校全体の大きな励みになる」と謝辞と感謝状を贈った。
同社の広報担当は「来年度、(早来中の)新校舎が完成しても、支援は継続していきたい」としている。