安平町は5日、今後のまちづくりについて町民と意見を交わす町政懇談会を追分公民館を皮切りにスタートさせた。新型コロナウイルス感染症の対応をはじめ、町の取り組みに関して活発な意見交換が行われた。
町の感染症対策について質問があり、及川秀一郎町長は未然防止のためにワクチン接種を「他の自治体より早いペースで進めてきた」と説明。5月下旬から集団接種と個別での接種を並行し、8月中旬のお盆前までに各会場での集団接種を終え、現時点で対象者の86・4%が2回目の接種を終えたことを報告した。加えて「万が一に備え、町独自のPCR検査の実施などを講じている」とも話した。
また、「教育」や「子育て世代の移住定住」に力を注ぐ一方で、中高年層が老後の不安を抱く声も上がり、「全町民が住みやすいようにしていかなければいけない」と回答。地元のエリア放送「あびらチャンネル」について、「小さなことや頑張っている人にスポットを当てるなど、町民の意見を反映させてほしい」と要望する声も寄せられた。
懇談会は地区ごとに行われ、8日に安平公民館、9日に遠浅公民館、10日に早来町民センターでいずれも午後6時30分から開催する。
問い合わせは、町政策推進課 電話0145(22)2751。