「ゆきだるま保育園」開所 2歳以下の子ども受け入れ 入園希望者増加に対応 リズム学園 安平

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  • 2021年11月2日

 安平町早来大町の認定こども園「はやきた子ども園」を運営する学校法人リズム学園(恵庭市)は1日、子ども園に隣接する敷地内に0~2歳児を受け入れる小規模保育所「はやきたゆきだるま保育園」(定員19人)を開所した。2歳以下の子どもの入園希望が増えている状況を踏まえ、受け入れ態勢を確保。保育士も合わせ、9人の職員で乳幼児の世話をする。

 関係者によると、同子ども園の2歳以下の定員は30人だが、共働き世帯の増加もあって、定員を大幅に上回る50人以上が在園。限られた教室をやりくりして対応してきたが、今後も2歳以下の子どもの入園希望が見込まれると想定し、リズム学園と町で協議して小規模保育所の新設を決めた。

 建物は床面積約150平方メートルの木造平屋建てで、保育室や広々とした遊び場、トイレ、調理室などを設置。建設費は5900万円ほどで、町が4分の3に当たる約4700万円を補助した。

 1日に開所を祝うセレモニーを行い、来賓とはやきた子ども園の園児が出席。リズム学園の井内聖学園長は「ゆきだるま保育園の子どもたちが大きくなったら、一緒に遊んで楽しく過ごして」とあいさつ。及川秀一郎町長は「子育て世代に選ばれる町を目指している。(早来地区に設立する小中一貫の)義務教育学校も含めて幼小中の連携が一層充実していくように努める」と述べた。

 同保育園には1日時点で新規の5人を含む0歳児11人が入園。福原環園長は「主に0歳児を見ることになるが、安全で安心して過ごせる環境をつくり、自ら生きる力を育めるようにしていきたい」と話す。

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