白老町萩野小学校(田村雅嘉校長、児童132人)のPTAはこのほど、児童を交通事故から守るため、学校近くの町道萩野12間道路の横断歩道に横断旗入りの箱を設置した。
同校の児童が9月、この横断歩道で車との接触事故に遭い、軽いけがを負った。PTAと同校が現場を点検したところ、歩行者が電柱や標識に隠れ、車のドライバーから見えにくい状況もあった。
このため、学校関係者が児童の登下校時に横断歩道で見守り活動を続け、町も注意看板などを設置。さらにPTAのおやじ部が中心となって、児童が横断歩道を渡る際に手に持つ横断旗入りのケースを電柱に取り付けた。
大文字で「横断中」と記した黄色い横断旗は、地域で交通安全活動に取り組んでいる「子供を守る会」から寄贈されたもので、同校は「PTAや地域住民による事故防止活動に感謝したい」としている。