トーチお披露目 聖火リレー代替イベント むかわ

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  • 2021年10月26日

 東京2020オリンピック聖火リレーむかわ町実行委員会、町教育委員会は25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった公道での聖火リレーの代替イベントを町内道の駅「四季の館」で開いた。当日走る予定だった聖火ランナーと伴走のサポートランナー、地元関係者にトーチなどをお披露目した。

 町内では6月14日に公道でのリレーを予定していたが、感染拡大に伴う国の緊急事態宣言により中止となった。

 セレモニーで竹中喜之町長は「聖火リレーを通し、(胆振東部地震の被災で)頂いた支援に対する感謝、復興へ歩む姿をお披露目しようとしていた」とあいさつ。リレーそのものは実現しなかったが、「その灯火は間違いなく、コロナの退散、震災復興の弾みになる」と力を込めた。

 聖火ランナーとして走る予定だったスケートショートトラックでリレハンメル、長野五輪に出場した町内在住の椿文子さん(51)は「実際に走れた方が良かったとは思うけれど、こういう機会をもらえたのはとても素晴らしいこと。札幌で五輪の開催を誘致しているので、その時にリベンジできたら」と笑顔を見せた。

 同実行委では、トーチとユニホーム、白老町や札幌市で行われた点火セレモニーの写真や町内で計画していたリレーのコースなどをまとめて展示し、27日午後5時まで道の駅で一般公開している。入場は無料。

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