活動に若者の力を 地域課題セミナーで意見交換 白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年10月26日

 白老町教育委員会と町青少年育成町民の会は23日、若者による地域活動をテーマにした「地域課題セミナー」を町コミュニティセンターで開いた。社会教育の専門家の講演や町民らの意見交換を通じ、参加者は地域活動に若者の力を生かす意義について考えた。

 講演では、NPO法人教育支援協会(東京)代表理事の吉田博彦さんが「公民館を核とした人づくり・地域づくり~今こそ地域活動に若者の力を」と題して話した。人口減少と少子高齢化が急速に進む中、地域活性化に向けて住民参加による地域活動の重要性を指摘した。

 引き続き、車座集会と題して地元で地域活動を実践する町民らが意見交換を行った。NPO法人しらおい創造空間「蔵」の毛笠史寛会長は、若者の力を生かして文化芸術活動拠点「蔵」の活性化に取り組んでいる状況を説明。白老青年会議所の笠井雄太郎理事長は、青少年育成など社会教育の実践について報告した。白老東高校3年生の牧野あおいさんは同校の「地域学」授業として、地元のアイヌ文化や商店街を紹介する動画制作について説明。会場に集まった約60人の町民らは、若者の手でまちを元気にしていく地域活動の重要性に理解を深めた。

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