第41回胆振管内中学生英語暗唱大会(胆振英語教育研究協議会など主催)がこのほど、白老町で開かれた。苫小牧ウトナイ中学校3年の堀内雪花さん(14)が1位となり、全道大会への切符を手にした。堀内さんは「声の大きさや間の取り方で、審査員に訴えられるよう頑張ったのでうれしい」と喜んでいる。
英語学習の基礎力を培う暗唱を通じ、外国語への興味関心や能力を高めてもらうのが大会目的。日本人や外国人の英語教員が、発音、話し方、発表態度を審査する。
胆振管内の大会には、自治体規模での大会を勝ち抜いた中学2、3年生15人が、教科書から題材を選び、身ぶりや手ぶりを交えて暗唱した。
堀内さんは、既に高校卒業程度に相当する英検(実用英語技能検定)2級を取得した実力の持ち主。「外国人の先生と話せたり、海外のニュースが聞き取れたりしたときがうれしい。これからも英語を勉強したい」と目を輝かせる。
2位は大瀧絆菜さん(ウトナイ中3年)、3位は佐藤優実さん(室蘭桜蘭中3年)、4位は佐々木有希さん(安平早来中3年)。本来は1、2位の生徒が、全道大会(11月21日、札幌市)へ駒を進めるが、同一校から2人は進出できない大会規定により、堀内さんと3位の佐藤さんが出場切符を獲得した。
全道大会は、新型コロナウイルスの感染症対策で、地区大会での発表を撮影したビデオ映像で審査される。