厚真町は、新たに建設を目指している役場庁舎と周辺施設の再編整備に向けて、町民が話し合う「にぎわい会議」を14日にオンラインで開いた。一般と事務局合わせた47人が参加。暮らしの機能を集約する周辺エリアの再編について活発に意見を出し合った。
町は庁舎周辺の再編に関して▽まちの安全・安心を支える▽それぞれの人の快適な居場所▽笑顔があつまり、つながる▽シビックプライド(まちへの誇りや愛着)を醸成する▽運営に参画し、産業や挑戦を創発する―と五つの基本方針を提案。この後、グループに分かれて「どんな場所にしたい?」というテーマでワークショップが行われ、「音楽などイベントができる場所」「人が集まってくるような場所」などといった声が寄せられた。
町は6月に行ったアンケート調査の結果と、今後12月まで計4回にわたって行うワークショップで出た意見、アイデアなども踏まえて役場庁舎と周辺施設の再編に向けた「基本構想・基本計画」の策定に反映させていく。
宮坂尚市朗町長は「厚真町の未来のために思い切った方向転換、ダイナミックな発想が必要になる」と言い、第1回の会議を終え、「町全体でさまざまな機能が分散している状況をもう少し一体感を感じられるようにデザインし、皆さんに活用してもらえるように考えていきたい」と話していた。