とまこまい広域農協(本所厚真町)は5日、今秋収穫した高品質ブランド米「たんとうまい」50キロを白老町に贈った。町は町内の保育園や幼稚園の給食に活用する。
同農協は毎年秋、胆振東部の生産者こだわりのブランド米をPRするため、東胆振管内の自治体や福祉施設などに新米を贈る活動を続けている。今秋は白老町を含めて37カ所に寄贈する計画を立てた。白老町役場には堀弘幸代表理事専務、服部啓三参事、竹田克市白老地区担当理事、松浦稔白老支所長が訪れ、竹田敏雄副町長に米を手渡した。
胆振東部の今年の水稲作付面積は、前年並みの2300ヘクタール。春先からおおむね良好な天候が続いたことから、平年作以上の作柄が見込まれるという。
堀代表理事専務は「9月初旬から収穫が始まり、収量、品質は共に良好。白老の皆さんに食べていただき、出来秋を一緒に喜んでもらえれば」と話し、竹田副町長も「生産者の努力で今年もおいしい米ができたことをうれしく思う」と善意に感謝した。