農協に木製しゃもじ寄贈 道森林組合連合会など 厚真

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年10月4日

 北海道森林組合連合会、農林中央金庫札幌支店は1日、道産木材を使った木製しゃもじ200本をとまこまい広域農業協同組合に寄贈した。同農協で運営する店舗の新米購入者(予約を含む)の中から抽選で200人にプレゼントする。

 9、10日に苫東・和みの森(苫小牧市)で開催される全国育樹祭に合わせ、継続して森を守り育てていく大切さを道民に伝えようと両団体が連携して企画した。しゃもじには木目のはっきりした道産広葉樹を使い、滑らかな手触りに仕上げられている。

 贈呈式は1日、同農協本所(厚真町)で行われ、同組合連合会の中村学代表理事専務が「今回の育樹祭は木育がコンセプト。大人にも木育、道産の木材の良さに触れていただきたい」とあいさつ。同金庫札幌支店の中村剛崇・北海道営業部長は「地域の皆さんが新米を食べる時、しゃもじを通じて木の温もりを感じ、道産の木に関心、愛着を持ってもらえたら」と期待した。

 2018年の胆振東部地震では、厚真、安平、むかわの3町を中心に道内の森林が約4300ヘクタール被災した。寄贈を受けた同農協の宮田広幸組合長は「育樹祭が管内で行われる意義を感じ、森林の再生につながっていけば」と謝辞を述べた。

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