ノーザンファーム生産のクロノジェネシス 7着に終わりため息 凱旋門賞 「また来年」 町役場でテレビ観戦 安平

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  • 2021年10月4日

 フランス・パリロンシャン競馬場で凱旋(がいせん)門賞(G1、芝2400メートル)の第100回記念レースが行われた日本時間の3日夜、安平町の及川秀一郎町長らが早来の町役場総合庁舎に集まり、身を乗り出してテレビ観戦した。日本から遠征した町のノーザンファーム生産のクロノジェネシス(牝5歳)に声援を送った。

 クロノジェネシスは昨年の有馬記念で優勝し、今年の宝塚記念で2連覇を達成。2004年凱旋門賞を制したフランス馬のバゴを父に持ち、親子での優勝などが期待されていた。

 町役場には及川町長をはじめ、田中一省副町長、職員を合わせ約10人が庁舎ロビーに集まり、世界最高峰とされるレースの行方を見守った。

 欧州馬を中心に14頭が一斉に発走し、クロノジェネシスは途中2番手の好位置につけた。職員らは歓声を上げ、「よし、行け!」と応援した。しかし、終盤の伸びに欠き、ドイツ馬トルカータータッソ(牡4歳)が1位に。その後、7着でゴールすると、会場からため息が漏れた。及川町長は「勝つことを信じて応援していたが、世界のレース。そう簡単にはいかなかった」と残念がり、「また来年」と期待を込めて語った。

 このほか、ノーザンファーム生産でアイルランド育ちのディープインパクト産駒スノーフォール(牝3歳)は6着。祖父ディープインパクト、父キズナに続く親子3代での凱旋門賞挑戦となった村田牧場(新冠町)生産のディープボンド(牡4歳)は14着だった。

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