安平町は28日、ラストランとなったジャパンカップを制すなど芝のG1レースで日本馬最多となる9勝を挙げ、昨年限りで引退したアーモンドアイに特別栄誉賞を贈った。ノーザンファーム(早来源武)で贈呈セレモニーを行い、賞状と記念のレイを贈り、偉業をたたえた。
アーモンドアイはノーザンファームで誕生し、2017年にデビュー。2戦目で初勝利を挙げ、翌年には史上5頭目の牝馬3冠を達成した。その後もドバイターフで海外G1を制すなど記録を重ね、引退レースとなった昨年11月29日のジャパンカップで有終の美を飾っていた。
町は「数多くの偉大な記録を成し遂げ、競馬ファンのみならず多くの国民を魅了するとともに、全国有数の馬産地として安平町の名を全国に広めた」と功績をたたえ、同賞の贈呈を決定した。ノーザンファームの吉田勝己代表は「繁殖牝馬として残し、牧場の未来をつないでいきたい」と謝辞を述べた。