前教育長の 荒木氏が初当選 様似町長選

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  • 2021年9月27日

 現職で4期務めた坂下一幸町長(73)の任期満了(10月10日)に伴う引退で新人3人の争いとなった様似町長選挙は26日、町内8カ所の投票所で投票が行われた。町中央公民館で即日開票され、前教育長の荒木輝明氏(65)=無所属=が前町議の髙村洋子氏(69)=同=、青森県の東晴美氏(66)=同=を破り初当選した。荒木氏と髙村氏の差は402票だった。当日有権者数3609人、投票者数2831人、投票率78・44%。

 開票結果は、荒木氏1566票、髙村氏1164票、東氏37票。

 荒木氏は同日午後8時55分ごろ、後援会関係者らが待機する大通2の東様似生活館で優子夫人と共に当選確実の知らせを受け、拍手を浴びた。

 その後、坂下町長、後援会幹部や支持者、管内6町の町長、金岩武吉、藤沢澄雄両道議らが駆け付け、当選を祝福。万歳三唱の後、家族からの花束贈呈があり、だるまに目を入れて勝利の喜びをかみしめた。荒木氏は「多数の方々から支持を頂いた。これから4年間、一生懸命、様似のために頑張っていきます」と語気を強めた。

 髙村氏は、「笑顔・対話・信頼 誰一人も取りこぼさない持続可能な町づくり」と訴え、東氏は独自の選挙運動を展開したが、知名度不足と荒木氏の勢いに一歩及ばなかった。

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