最優秀賞に小泉君(早来小6年) 安平町交通安全スローガン

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  • 2021年9月25日

 安平町交通安全スローガンの表彰式が24日、町役場総合庁舎で行われ、早来小6年の小泉渉君(12)の作品「自転車も 車と同じ その責任」が最優秀賞に選ばれた。向こう3年間、町の交通安全スローガンとしてポスターや看板、クリアファイルなどに使用される。

 交通安全スローガンは、3年ごとに開催される町交通安全総決起大会に合わせて決定。交通事故を「起こさない・起こさせない」という意識を全町民へ周知するため、町内4小学校の4~6年生を対象に作品を募集し、今回は133点の応募があった。

 最優秀賞に選ばれた小泉君の作品は「子どもの目線で、自転車も自動車と同じく被害者を死に至らしめることがある部分に気付き、表現している」と高い評価を受けた。

 小泉君は「遊ぶ人がスピードを出しているのを見て、危ないと思って書いた。まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、とてもうれしい」と喜びを語り、スローガンを通じて「自転車も責任は一緒ということにみんなが共感し、自分を見直すきっかけにしてもらえたら」と話していた。

 表彰式で及川秀一郎町長は「スローガンを活用しながら、町の交通安全運動を展開していきたい。死亡交通事故ゼロ1000日に向かって盛り上げていけたら」と結束を呼び掛けた。ただし総決起大会は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、来年度に延期する。

 また、苫小牧地区交通安全協会会長表彰(団体功労)を受けた町交通安全母の会と早来婦人会の2団体への表彰伝達も行われた。

 町のスローガンとなった最優秀賞のほか、優秀賞2点、佳作4点を選定した。優秀賞と佳作は次の通り(敬称略)。

【優秀賞】▽「まあいいや その考えが 命取り」松平虎太郎(早来小6年)▽「分かってる? 運転するときの 責任感」佐藤翼輝(安平小6年)【佳作】▽「酒の呼吸 使うとキケン 見ているぞ」斉藤こはる(追分小6年)▽「交通安全 ルール守れば 命守れる」藤田玖音(遠浅小6年)▽「ヘルメット いざというとき 身を守る」高橋あかり(早来小6年)▽「わたるとき 左右みること 心がけ」門田万穂(安平小6年)

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