事故撲滅訴える 胆振東部3町で街頭啓発 秋の全国交通安全運動

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  • 2021年9月22日

 秋の全国交通安全運動がスタートした21日、むかわ、安平、厚真の3町で街頭啓発が行われた。3町では1年半以上にわたって死亡交通事故ゼロが続いており、今後も事故撲滅に努める。

 むかわ町の鵡川地区で行われた人と旗の波運動には町職員をはじめ、町交通安全協会、警察、ライオンズクラブの関係者ら55人が参加し、ドライバーへ注意を促した。

 町交通安全推進協議会の会長でもある竹中喜之町長は「皆さんと力を合わせて死亡交通事故(日数)ゼロを積み重ねていきたい」とあいさつ。8月下旬に飲酒運転で元町議が逮捕されたことにも言及し、「危険性、反社会に対し、地域としてより注意喚起をしていかなければならない」と結束を呼び掛けた。

 この後、市街地交差点の4カ所から携帯電話を使用しながらの運転の禁止、飲酒運転の撲滅などを訴えた。

 安平町では早来地区の3カ所でセーフティーコールを実施。このうち、JR早来駅前には町職員や警察、消防、自衛隊などを合わせた約30人が出席。街頭啓発に先立ち、町交通安全協会の梅森敬仁会長は高齢者による死亡事故が多発していることを挙げ、「皆さんの声掛けが啓発につながる」と協力を要請した。

 この後、30分ほど参加者はたすきを掛けてシートベルト着用やスピードダウンを訴える旗を掲げ、安全意識の高揚を訴えた。厚真町でも長い隊列をつくって街頭啓発が行われた。

 苫小牧署によると、21日時点でむかわ町は1781日、厚真町は1306日、安平町は595日、それぞれ死亡交通事故ゼロの日が続いている。

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