毎日の昼食 楽しみ 様似型スクール ランチ導入

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年9月15日

 様似町内の小中学校で、学校給食の代わりに民間事業者が日替わりで昼食メニューを提供する「様似型スクールランチ」が13日に導入され、児童生徒たちは大喜びするとともに、翌日以降も続く昼食にわくわく感を募らせた。

 道教委によると、道内で給食センター業務を外部委託する例はあるが、給食自体を業者の工場から運ぶ方法を採用する自治体は初めて。指名型プロポーザル方式で事業者をコープさっぽろ(札幌市)に決め、8月の試食会や、1食当たりの保護者負担を200円とすることなど保護者への説明会を経て実現した。

 事業者が1カ月分のメニューをまとめて提示し、登録する家庭が利用する仕組み。13日現在で様似小144人のうち135人、様似中81人のうち70人、教職員が小中学校合わせて38人の登録がある。帯広市の工場からトラックで保温・保冷した状態で小中学校へ届けられ、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で食べられる。メニューは管理栄養士が作るという。

 この日の様似小のメニューは、チキンカレーとヨーグルト。教職員が児童一人ひとりへ配膳し、児童たちは「いただきます」のあいさつの後、チキンカレーを頬張った。3年生の川瀬楓さん(8)は「ちょっと辛かったけどおいしかった。温かいご飯が食べられるこっちの方が弁当よりもいい。毎日が楽しみ」と笑顔だった。

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