追分小6年生の手作り ウッドテーブルや 掲示板完成 ガンケ山に設置

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年9月3日

 安平町の追分小学校(花田啓光校長)の6年生が総合学習で作っているウッドテーブルや荷物置きの台、掲示板などが完成し、2日に追分地区にある「ガンケ山」に設置した。式典も同日行い、児童や関係者が完成を祝った。

 一連の取り組みは、教員を支援する町教育委員会の「センセイサポート」を活用し、地域住民有志でつくる「おいわけ遊び場O!en(おーえん)隊」のメンバーらを講師に迎えて7月に始動。児童自らがガンケ山に置きたい遊具を考え、8月下旬から組み立て作業や塗装を行ってきた。

 この日は最終日で、完成した遊具をガンケ山に運び、それぞれが作ったテーブルや荷物置きなどにイニシャルや名前を書き込んで設置した。掲示板と黒板の制作に携わった稲岡宝君(11)は「掲示板はイメージした通りにできたし、黒板は簡単に文字などを書くことができるのでよかった。広告のチラシを張ったり、情報発信の場として使ってもらえたら」と希望を語った。

 式典で同校の北上剛教頭は「みんなは多くの町民が使う施設の一端を担うという、他の学校ではあまり経験することがない貴重な体験をした。自信を持ち、自慢してこの森の発展に寄与してほしい」とあいさつ。指導に当たったおいわけ子ども園の園長で、おーえん隊事務局の山城義真さん(35)は「シンボリックなものとして、自分が制作に関わっているということを思い出し、また遊びに来てください」と呼び掛けた。

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