道と札幌市などは1日、新型コロナウイルスの感染者を新たに351人確認し、3人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が300人を上回るのは2日連続で、前週の同じ曜日を8日連続で下回った。このうち147人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1452人、感染者は延べ5万7158人(実人数5万6987人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の2人(60代女性と80代男性)、札幌市が1人(90代男性)。
道は110人の感染を確認。内訳は、胆振管内11人のほか、十勝管内23人、石狩管内18人、釧路管内16人、渡島管内12人、空知管内9人、上川管内7人、オホーツク管内6人、道外3人、日高、根室両管内各2人、宗谷管内1人。新たなクラスター(感染者集団)は▽江別市内の大学の運動部(学生5人)▽石狩管内の高校の運動部(生徒10人)▽伊達市の伊達小学校(児童ら7人)▽十勝管内の事業所(従業員5人)▽釧路市の事業所(従業員5人)―の計5件発生した。
札幌市は173人(再陽性2人含む)の感染を確認。クラスターは▽認定こども園(園児ら5人)▽飲食店(従業員10人)▽別の飲食店(従業員5人)▽市立大倉山小学校(児童ら10人)―の計4件発生した。
旭川市は49人の感染を確認。駅舎列車清掃業の企業でクラスターが発生し、社員6人の陽性が判明した。
函館市は17人、小樽市は2人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは5万1348人。1日現在の患者数は4358人で、重症は前日から6人増えて21人。8月31日時点の入院患者の病床利用数は、前日から76床減の913床となっている。