走り高跳び全道優勝 佐々木さん(早来小6年)海沼君(上厚真小5年) 小学陸上 共に1メートル26記録

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年8月30日

 陸上競技少年団「厚真スローイングチーム」に所属する小学生2人がこのほど、函館市で開かれた第39回北海道小学生陸上競技大会で優勝した。佐々木夏菜さん(12)=安平早来小6年=が6年女子走り高跳び、海沼悠大君(10)=上厚真小5年=が5年男子走り高跳びで共に1メートル26を跳んだ。

 道大会は今月15日に開催された。各地方大会の上位入賞者、または標準記録を突破した選手に出場権利があり、走り高跳びは6年生の部女子に14人、5年生の部男子に8人が出場した。95センチから徐々に高さを上げていき、3回以内で試技を成功すると、次の記録に挑戦できる規定で行われた。

 佐々木さん、海沼君共に1メートル10から挑戦し、1メートル20までは難なくクリアした。6年生女子の部は5人が1メートル23まで跳ぶ混戦となり、佐々木さんが唯一1メートル26をマーク。新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国大会出場はかなわなかったが、「大会に出るたびに自己新を更新していけたら」と気持ちを切り替える。

 一方の海沼君は、自己ベストタイの1メートル26を跳んで、2位に6センチ差を付けてそれぞれ全道の頂点まで駆け上がった。昨季まで800メートルをメインにしており、高跳びは佐々木望コーチ(37)の勧めで今年に入ってからの挑戦だったが、持ち前のバネを生かし、めきめき頭角を現した。道大会でも「普段から1メートル20で練習していたので」と余力を感じさせるほど。佐々木コーチも「優勝を目標にやっていたので達成感があったと思う。自分らしく競技できていたのでは」と目を細めた。

 「跳べたらどんどん次の高さに挑戦できるところがいい」と高跳びの魅力を語る佐々木さん。中学生になってからも競技を続け、「もっと高く跳べるように頑張りたい」と意気込みを語る。海沼君は現在ハードルにも挑戦しており、高跳びとハードルをポイント換算して順位を競うコンバインドの出場も視野に入れる。2人を指導する佐々木コーチは、今後に向けて「もっと高いところを目標にしていいと思う」と期待を懸けていた。

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