新ひだか町静内田原の静内農高(佐藤裕二校長、生徒129人)はこのほど、地元の小学生に農業への理解を深め食の重要性を学んでもらおうと、近くにある桜丘小学校(佐藤正寿校長)の3、4年生14人を招き、農場探検ツアーを実施した。
毎年恒例の交流事業。生産科学科2年生の園芸コースと馬コースの生徒16人が農場で出迎え、牛島皐佑(こうすけ)教諭がスケジュールを説明。園芸コースの石井日向さん(2年)は「分からないことは、お兄さん、お姉さんに聞いて」とあいさつした。
最初のミニトマト(キャロル10・太陽の瞳)の収穫体験では、ハウス内の甘くておいしいミニトマトの見分け方を教わり、味を確認したり、配られたビニール袋に熟したトマトをたくさん収穫した。
この後、厩舎(きゅうしゃ)や牛舎で馬や牛を観察し、触れ合いを楽しんだ。最後は農高加工品のウインナーやこんがり焼けたベーコン、ピーマンなどを試食し、大喜びしていた。
交流授業は9月下旬にも、ジャガイモの収穫で予定している。