道と札幌市などは24日、新型コロナウイルスの感染者を新たに426人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が400人を上回るのは8日連続。このうち167人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1437人、感染者は延べ5万3966人(実人数5万3817人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市の60代男性1人。
道は123人の感染を確認。内訳は、胆振管内15人のほか、石狩管内24人、十勝管内17人、道外12人、釧路管内11人、渡島、空知両管内各10人、上川管内8人、オホーツク、留萌両管内各5人、後志管内3人、日高管内2人、根室管内1人。
札幌市は220人、旭川市は60人、小樽市は7人、函館市は16人の感染を確認した。
道内で新たなクラスター(感染者集団)は7件発生し、札幌市の飲食店で従業員8人、同市の認可保育施設で園児ら6人、同市の障がい福祉サービス事業所で職員ら6人、網走市の飲食店で利用客ら9人、旭川大学の運動部で学生9人、陸上自衛隊旭川駐屯地で隊員6人、小樽市の食品製造会社で従業員5人の陽性が判明した。
また、道などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに119人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計4868人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万7591人。24日現在の患者数は4938人で、重症は前日から2人増えて16人。23日時点の入院患者の病床利用数は、前日から28床増の841床。宿泊療養施設への入所日調整中で待機している人を含め、自宅療養者は3414人となっている。