消防司令長を 戒告処分 胆振東部消防 組合消防本部

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  • 2021年8月25日

 胆振東部消防組合消防本部は24日、むかわ町の消防署鵡川支署の庁舎移転建設事業費をめぐり、事務手続き上の誤りで、国が建設費の7割を負担する緊急防災減災事業を活用できなくなる不適切な処理があったとして、消防本部・消防司令長(次長職)の50代男性を戒告処分としたことを発表した。処分は10日付。

 同本部によると、昨年9月に契約締結した外構工事の前払い金1900万円について、国の緊急防災減災事業を活用するには、昨年度中に組合債による1740万円の借り入れ手続きをする必要があった。しかし、期日までに手続きを行わなかったため国の事業の活用ができなくなり、町の負担が必要になるという。

 同本部の松永忠昭消防長は「二度と不適切な事務処理を起こさないように努めていく」とコメント。むかわ町の竹中喜之町長は苫小牧民報社の取材に「今回の事務処理は非常に残念」とし「町として説明責任を果たし、新たな措置を講ずるよう努めていく」と話した。

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