厚真町上厚真小学校の4年生が23日、ふるさと教育の一環として浜厚真海浜公園の海岸でサーフィン体験を行った。町内と苫小牧市在住のインストラクターやサーファーが講師となり、参加した9人が地元の海でウオータースポーツを楽しんだ。
道内有数のサーフスポットとして知られる厚真町ならではの取り組みとして、昨年度に続いて開催。町教育委員会によると、道内の学校でサーフィンを授業に取り入れている例は「おそらくないのでは」という。
児童たちは、実際にサーフボードを使って波乗りを体験。この日は強い風とあいにくの寒さだったが、打ち寄せる波を利用して果敢に波乗りにチャレンジ。「波に乗れたときが楽しかった」と口をそろえた。
競技経験者という三浦菜さん(10)は「(上級生が)去年やっているのを聞いて、『早くやりたい』と待っていた。一人でやるよりも、みんなでやって楽しかった」と笑顔で語った。町教委生涯学習課の宮下桂参事は「厚真町は、他の町とは違ってサーフィンができるということを知ってもらえたら」と話していた。