浦河町立荻伏小学校(金沢覚校長)の5年生14人と浦河東部小学校(大石恭義校長)の5年生12人が20日、町内富里の農業、島田穣(ゆたか)さん(82)の水田で、6月上旬に植えた稲の成長を観察した。
町内の両小学校と浦河町土地改良区が連携して実施する米づくり体験学習。姉茶・富里・東栄地区の人たちで構成している農村地域の保全と活性化を目的とした「姉富東ふるさと守り隊」(桑田博代表)とも共同で行っている。
児童たちは島田さんから今年の稲の成長は早いと説明を受けた後、水田4アールに手植えした「ななつぼし」の稲の成長ぶりを、持参したタブレットで写真撮影。約30分間、稲や根の観察、稲のスケッチなどをした。
その後、「草取りにはどれくらいの時間がかかるのか」「米はどれくらいで育つのか」「一番時間のかかる作業は何か」などと質問。島田さんの話を、メモを取りながら真剣に聞いていた。
今後は9月半ばに予定する稲刈りや脱穀・精米作業を体験する。