厚真町は、2018年9月6日に発生した胆振東部地震から3年を迎えるに当たり、町内京町のつたえり公園内に整備を進めている慰霊碑の除幕式と被災者に哀悼の意をささげる追悼式を9月5日に執り行う。新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、除幕式と式典は遺族と一部来賓のみで実施。一般町民については、町総合福祉センターに設置する祭壇への自由献花のみとする。
町内では、胆振東部地震で災害関連死を含む37人が犠牲になった。慰霊碑は犠牲者の追悼と震災の記憶を後世に伝えていくため新たに設置。追悼式は震災以降、町が節目で独自に開催しているが、昨年からコロナ禍の状況を踏まえ、来場者が自由に献花できる方式に変更した。
今年の自由献花は5日のみとし、時間帯は正午~午後3時。服装は自由、献花用の花は会場で用意している。町は▽香典、供物などは不要▽マスクの着用を含め咳エチケットに協力を▽体調不良や風邪の症状がある場合は来場を控えて―などと呼び掛けている。
また9月6日は、正午のサイレンに合わせて町職員が自席で黙とうを行うほか、防災行政無線を通じて宮坂尚市朗町長によるメッセージ放送を予定している。
問い合わせは町総務課 電話0145(27)2322。