浦河、様似両町の連携事業「日高本線展」が22日まで、浦河町総合文化会館と様似町中央公民館で開かれている。
1937年8月10日に全線開通した日高本線は、今年4月1日付で鵡川―様似間が廃止となったことから、日高線の歴史と地域との関わりを写真で振り返る目的で企画した。
浦河町総合文化会館には、鉄道写真家の番匠(ばんしょう)貴久さんの写真パネル9点のほか、2両連結の蒸気機関車が69年9月に貨車をけん引し、日高幌別川の鉄橋を様似駅へ走行する様子を捉えた写真パネルなど町博物館が所蔵する16点を展示。運賃表や時刻表、駅名看板なども並べている。
札幌市から訪れた男性は「当時の物を見ることができて感激している。廃止はとても残念に思っている」と話しながら、展示物を食い入るように見詰め、写真に収めたりしていた。
同展では、来場記念として先着100人に硬券切符缶バッジをプレゼントしている。配布先は浦河観光協会で時間は午前10時~午後6時。1人1セットのみ。配布の条件は展示会場にあるマークを携帯電話やデジタルカメラで撮影し、その画面を受付で提示すること。
両町とも時間は午前10時~午後6時。様似町中央公民館は日曜は午後5時までで、月曜は休館。